エクストロンのXTP Systemsと光ファイバーで卓越したビジュアル体験を提供

ロサンゼルス大都市圏内にあるアネンバーグ写真美術館とスカイライトスタジオズは、身近でリラックスできる雰囲気の中で、デジタル写真とプリント写真を展示している文化施設です。この施設には、世界的に著名な写真家や新鋭の写真家のプリント写真に加え、最新の超高精細デジタル技術による展示を行っています。3-6カ月ごとに、異なるアーティストに焦点を当てた企画展を行っています。中庭を挟んで反対側にはスカイライトスタジオズがあります。様々なマルチメディアの展示を行っており、ソーシャルメディアやこれまでになかった手法で写真の境界に挑戦しているアーティストたちの作品の展示に充てられています。またスカイライトスタジオズは、講義のための高度な環境を備えており、コンサートレベルのオーディオと4Kビデオ上映機能を備えた最新のAVシステムを体験することができます。

エクストロンのXTP  SystemsとFOX IIエクステンダーは、卓越したビジュアル体験を提供するという私たちの約束を実現するためのベストなソリューションでした。

アネンバーグ写真美術館およびスカイライトスタジオズ AVシステム&テクノロジーオペレーションズ マネージャーChris Russell氏

商用コンテンツとプロが製作したコンテンツを最大限に活用するために、アネンバーグ財団は2015年にエクストロンのXTP  Systems®高性能AV信号スイッチングおよび配信ソリューションを導入して両施設を刷新しました。さらに、エクストロンのFOX IIシリーズ光ファイバーエクステンダーにより、美術館の4Kビデオシアターに対応し、美術館とスタジオズの間の通信を可能にしました。

「この施設の展示と企画展の目的は、デジタル写真とプリント写真の展示により、 人間の様々な体験を伝え、この芸術様式に対する人々の理解と認識を高めることです」とアネンバーグ写真美術館およびスカイライトスタジオ AVシステム&テクノロジーズオペレーションズ マネージャーChris Russell氏は述べています。「エクストロンのXTP  SystemsとFOX IIエクステンダーは、卓越したビジュアル体験を提供するという、私たちの約束を実現するためのベストなソリューションでした。」

専用のXTP Systemsをスパイラル展示スペースに使用

約280坪の展示スペースは、来館者が展示を独自な方法で見るための工夫がされています。展示の動線はカメラの中を通るフイルムを連想させ、中央のデジタルギャラリーへとつながっています。また、施設には事務室、工房、図書室、プロレベルのキッチン、会議スペース、メインのコントロールルームが含まれています。この施設の重要な点は、展示エリアとバックオフィスを仕切る壁をスライドさせて大規模イベントを収容できる1つの拡張スペースが作れることです。

来館者がそれぞれの展示物をよりよく鑑賞して、作品を身近に体験できるように、各展示エリアやフロントロビー、工房、ラウンジには、46インチから75インチのフラットパネルディスプレイが設けられています。対話型展示スペースには50インチタッチパネルディスプレイが設けられており、特集しているアーティストやテーマに関するデータを提供します。従来の静止画イメージやビデオに加えて、アネンバーグのメディアオペレーションズチームは様々なデジタルマテリアルを作成して両方の施設で展示しています。ローテーションしている展示物と特別企画にあわせて、チームは短い4Kのビデオクリップや、特集しているアーティストやテーマについてのドキュメンタリーを製作します。内部で作成されたコンテンツはその後短期間スカイライトスタジオズでループ再生され、最終的にアーカイブで保存されます。

コントロールルームでは様々なソース機器がエクストロンの XTP CrossPoint 3200 モジュール式マトリックススイッチャーとともにラックマウントされています。32入力32出力のフル構成のXTP CrossPoint 3200は、AV信号と制御信号をシールド付きCATxケーブルで、ウォールマウントディスプレイの背面またはタッチディスプレイ用の什器内に設置された XTP R HDMI レシーバーに伝送します。同じCATxケーブルを使用して、マトリックススイッチャーからレシーバーに電源が供給されるため、レシーバーに別途電源を用意する必要がありません。また、コントロールシステムからのRS-232コマンドをXTP CrossPointのイーサネットポートに挿入して、離れた場所に設置したXTP機器と接続機器を管理することが可能です。これにより、設計を簡素化して様々な機器間の配線を減らし、AVスイッチングシステム全体を完全に制御することが可能です。

システムにはエクストロンの TLP Pro 1020M TouchLink® 10インチ タッチパネルと IPCP Pro 550 IP Link®コントロールプロセッサーが含まれており、アネンバーグのスタッフがスタジオと美術館のアプリケーションの監視・制御を行うためのシンプルで操作が容易なインターフェイスを提供します。「エクストロンのProシリーズタッチパネルとコントロールプロセッサーは、高性能、多機能、多用途なので両方の施設を制御室から制御することができ、仕事が効率的に行えます」とラッセル氏は述べています。

デジタルギャラリーは独立したシステムです。4K背面投影型スクリーンとシームレスな2.1 mx3.4 mのガラススクリーン2台を使用して、4K解像度ならではの驚くほど高い明瞭度と彩度で写真やビデオコンテンツの表示を行います。これは公共施設では初めての、幅3.4 mのディスプレイを使用した4Kアスペクト比の展示です。スクリーンは円形のシアター内に向い合せで取り付けられており、最適な視聴を可能にします。

デジタルシアターは光ファイバー4Kコンテンツを使用

制御室からプロジェクションシステムまでの距離が長いため、OM4マルチモードファイバーケーブルがシアターまで配線されました。エクストロンの FOX II DP 光ファイバートランスミッターとレシーバーは制御室に設置した2台のRohde & Schwarz® Pronto4K-HFRメディアサーバーとシアターにある2台のChristie® D4K2560 4Kプロジェクター間でAV信号と制御信号の長距離伝送を行います。メディアサーバーは4K/60ビデオ信号を4系統の独立したDisplayPort接続で伝送します。それぞれのDisplayPort信号はビデオを2048x1080解像度で伝送します。エクストロンの FOX II R DP レシーバーはDisplayPortビデオとRS-232制御信号をガラススクリーンの背後に設置されたプロジェクターに伝送します。双方向制御信号を光ファイバーケーブルで伝送することにより、制御室とシアター間で必要なケーブル配線を減らし、効率的なシステム構築が可能になりました。

商用コンテンツが表示される場合もあります。XTP  SystemとFOX II DPエクステンダーはいずれも、エクストロンのKey Minder 技術を搭載し、HDCPで暗号化されたコンテンツの伝送に対応しています。

「以前はシステムが故障する可能性を考慮しなければなりませんでしたが、XTP  Systemsと光ファイバーエクステンダーを使用すれば、その懸念はありません」とRussell氏は述べています。「エクストロンのハイレベルな品質と実証された信頼性は、優れたサポートと相まって私たちのシステムに最適な製品となっています。」

スカイライトスタジオズでの講義や招待イベント、展示にXTP Systemを使用

2013年6月にオープンしたアネンバーグのスカイライトスタジオズは、マルチメディアスタジオと商業画廊で構成され、中庭を挟んで写真美術館の真向かいに位置します。この延べ面積460平方メートルの施設は、120日以内の建築と運用開始が計画され、予定通りに開業しました。

スカイライトスタジオズは主に、写真家のワークショップ等のプライベートなイベントやIris Night講義シリーズに使用されます。Iris Nightは週1回の一般向け無料プログラムで、美術館が作品の展示を行っている写真家等の著名な専門家やゲストのアーティスによるプレゼンテーションが行われます。多くの場合、事前に講師からスタッフにAVコンテンツが渡され、プレゼンテーションが円滑に進められます。イベントで使用していない間は、写真美術館の現在の展示または直前までの展示のために制作したドキュメンタリーを、2つのメインプロジェクションスクリーンとその他多数のディスプレイで上映しています。

もう1台のCrossPointマトリックススイッチャーを使用して、スカイライトスタジオズ内の信号伝送を行っています。「XTP  Systemsが備える、エクストロンのテクノロジーと包括的なシステム監視・制御機能により、プレゼンテーションやループ再生用コンテンツがスカイライトスタジオズに適切に表示されます」とRussell氏は述べています。

大規模な展示やイベントの際に美術館とスタジオズが連結される場合があります。総延長約460 mのOM4光ファイバーケーブルがプラザと中庭の下を通って2台のXTP  Systemsを連結しています。美術館同様、光ファイバーエクステンダーにより施設間でコンテンツを共有することが可能です。連結されたシステムは美術館の制御室から操作されます。

高い評価

アネンバーグ財団は、この施設で使用されているビデオやオーディオの性能と信頼性に非常に満足しています。また、スタッフはシステムの操作が簡単なことにとても驚いています。財団の代表は、アネンバーグ写真美術館とスカイライトスタジオズでの展示とイベントに対する一般の反応は絶賛であると報じています。来場者を取り囲む写真の素晴らしいビジュアルインパクトと、施設で上映されている番組のクオリティーの高さに関するコメントが、イベント後にしばしば聞かれます。Chris Russell氏は述べています「XTP  Systemsにより、高品位のイメージを確実で効率的な手順で切り替えて表示することが可能です。これは、アーティストの作品を最適な方法で展示することが求められる私たちの環境には不可欠です」。

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