XTP Systems
比類ない性能とパワフルなシステム統合機能を提供し、システムのデザインからインテグレーションまでを効率化するAV信号配信用プラットフォームです。XTP Systems®は小規模から大規模システムまで容易に拡張が可能です。XTP Systemsは、8K解像度までのデジタルビデオ、オーディオの統合型スイッチング・伝送システムです。ローカルAV機器の接続に加えて、CATx、光ファイバーケーブル経由のリモート機器接続にも対応しています。モジュール設計とI/Oボードやエクステンダーの豊富なラインアップ により、あらゆるプロジェクトに対応可能な柔軟性と拡張性を実現しています。XTP®は、現在のニーズはもちろん、さらなる高解像度や新たなテクノロジーにも対応可能な信頼のAV業界スタンダードです。
XTP II CrossPointシリーズ
8Kビデオスイッチングおよび配信用AVインフラ
XTP II CrossPointモジュール式マトリックススイッチャーは、AV業界で初めて50 Gbpsデジタルスイッチングバックプレーンを搭載しました。機器をリプレースすることなく拡張やアップグレードが容易で、将来にわたって使用可能なAVインフラを実現します。飛躍的進歩を遂げた設計技術により、XTP IIは4:4:4カラーサンプリング、カラー深度10ビット/色の8K/30ビデオ伝送に必要なデータレートを上回るスイッチング帯域幅を備えたAVシステムインフラの設計および設置が可能です。
XTP II CrossPointは、非圧縮4K/60ビデオに対応するとともに、8Kを含む現在の最高解像度とフォーマットにも対応可能な余裕を備えたAVテクノロジープラットフォームです。XTP II CrossPointは、様々な入力ボードと出力ボードを搭載可能、ツイストペアおよび光ファイバーケーブルで8K HDMI、DVI、12G‑SDI信号の長距離伝送が可能です。

モジュール式フレームデザイン
現場でアップグレードとホットスワップが可能なモジュール設計を採用してます。各種入力ボードと出力ボードをラインアップ、ローカルおよびリモート信号のスイッチング・伝送の完全統合型ソリューションを提供し、高度なAVシステムのインテグレーションを可能にします。XTP II CrossPointマトリックススイッチャーは3種類の異なるサイズのフレームをラインアップ、16入力16出力、32入力32出力、64入力64出力までの入出力構成が可能です。
様々な入出力ボードを搭載可能
システム統合を容易にするために様々なXTP®入ボードと出力ボードをラインアップ、ローカル機器の接続はもちろん、1本のシールド付きCATxケーブルまたは光ファイバーケーブルを使用した信号の長距離伝送にも対応します。それぞれの入力ボードと出力ボードは、4台のソースまたはディスプレイの接続に対応します。

8Kビデオのスイッチングと伝送
XTP II CP HD 8K入出力ボードはXTP Systemsに先進の機能を提供します。これらのボードは最大40.1 GbpsまでのHDMI 2.1のデータレート、非圧縮の8K HDRビデオに対応します。HDCP 2.3に準拠、入力イコライザー、出力リクロック、Ultra High Speed HDMIケーブルによる給電機能を装備しています。XTP II CP HD 8Kボードは、将来にわたり使用可能な業務用AVインフラに使用いただけます。

XTP II CP 4i HD 8K

XTP II CP 4o HD 8K

XTP II CP 4o HD AT 8K
ビデオ解像度 | リフレッシュレート(Hz) | カラーサンプリング | 最大カラー深度 |
---|---|---|---|
8K (7680 X 4320) | 60 | 4:2:0 | 10 |
8K (7680 X 4320) | 30 | 4:4:4 | 10 |
4K (4096 X 2160) | 60 | 4:4:4 | 12 |
4K (4096 X 2160) | 120 | 4:4:4 | 10 |
1080p (1920 X 1080) | 120 | 4:4:4 | 12 |
HDMI 2.1で規定された解像度とリフレッシュレート
長距離信号伝送
XTP Systemsは、ローカルのHDMI、SDI、DVI、VGA、アナログビデオ、オーディオ信号のスイッチングに加えて、4Kツイストペアと光ファイバーI/Oボードを搭載可能、ビデオ、オーディオ、双方向制御、イーサネットを、1本のツイストペアケーブルで最長100 m、OM4マルチモード光ファイバーケーブルで最長500 m、シングルモード光ファイバーケーブルで最長10 km伝送可能です。


マルチフォーマットスイッチングと伝送
XTP Systemsは、ビデオ、オーディオ、双方向制御信号、イーサネットのルーティングに比類ない高性能を発揮、将来の高解像度にも対応可能な統合ソリューションを実現します。システム統合を容易にするために様々なXTP®入ボードと出力ボードをラインアップ、ローカル機器の接続はもちろん、1本のシールド付きCATxケーブルまたは光ファイバーケーブルを使用した信号の長距離伝送にも対応します。
XTP CrossPoint入力ボード





XTP CrossPoint出力ボード







オーディオ信号のルーティングおよび管理
オーディオ信号の様々なルーティングおよび管理を行い、アナログオーディオをデジタルエンベディッドオーディオとともに容易にシステムに統合します。2つの独立したスイッチングプレーンを装備、オーディオのビデオとの非連動切り替え、デジタルオーディオのディエンベッド、マルチチャンネルオーディオのルーティングとダウンミキシング、アナログステレオオーディオのエンベッドが、追加の機器を必要とせずに容易に可能です。HDMI、Dante、ステレオオーディオ出力によりオーディオシステムとの接続が容易です。XTP II CP 4o HD AT 4K PLUSのDante出力は、XTPシステムでルーティングされた任意の4系統のステレオオーディオを、Danteオーディオとして伝送することが可能です。標準のインターネットプロトコルを使用したLAN経由で伝送を行います。また、Audinate® Dante Controller、Dante Domain Managerソフトウェアに加えて、AES67にも対応しています。

XTP WindoWallによりビデオウォールシステムに対応
XTP WindoWall®は、Vector 4Kスケーリングテクノロジーを採用したXTPスケーリングレシーバーを使用することにより、XTPシステムにビデオウォール対応機能を追加します。これにより機能がさらに拡張され、指令センターや緊急対策センターなどの、より幅広い用途に対応します。フル画面表示と拡大表示をビデオウォール上に混在表示することが可能です。1台のXTPシステムで最大8台のビデオウォールに対応、またビデオウォール毎に8種類のプリセットを登録でき、イメージの配置を素早く容易に切り替えることが可能です。ドラッグによるサイズとレイアウトの設定、ベゼル補正、複数のプリセットなどの便利な機能がソフトウェアに追加され、効率的なセットアップが可能です。高額な費用がかかるカスタムプログラミングは不要です。
高信頼性および高性能設計
最高水準で設計および開発された50 Gbpsバックプレーンは、HDMI 2.1およびDisplayPort 1.4のすべての4K/60信号に対する要件を上回る帯域性能を発揮するとともに、8Kを含む現在の最高解像度とHDRにも対応します。


エクストロンによる設計のホットスワップ可能な四重化電源: プライマリ2系統、リダンダント2系統

50 Gbps
デジタルスイッチングバックプレーンは、現存する最も要求の厳しい信号に必要とされるデータレートを上回る性能を発揮

4K
ツイストペア、光ファイバーおよびHDMIボードにより、エンドツーエンドの4Kビデオのスイッチングおよび伝送が可能

入出力64系統
ホットスワップ可能なモジュール式設計により、最大64入力64出力までの入出力構成と次世代ビデオボードへのアップグレードが可能

電源4系統
堅牢でホットスワップ可能な最新の電源は長寿命を発揮するように設計

平均故障間隔100,000時間
高品質金属製ファンを個別に監視、冷却を最適化
温度管理機能
監視機能付ファンを2基搭載し筐体の上端と下端に通気口を設置、下端から取り込んだ冷気を入出力ボード室に通風させ、上端から暖気を排出して熱管理を最適化します。

エクストロンEverlast電源独自の特長エクストロンEverlast電源独自の特長
エクストロンのEverlast電源は、プレミアム品質のコンポーネントと温度管理、トランジスタースイッチング、エネルギー散逸等に関する最新の高効率テクノロジーを使用して、社内で設計・製造されています。Everlast電源はすべて、エクストロンのハイエンドビデオ製品と同様、注意深く、細心の配慮を払って製造されています。
実証により裏付けられた信頼性。実績の高性能。
一般的なAV電源のMTBF(平均故障間隔)は約3万時間です。この値は、個々の部品の信頼性データに基づいて計算されています。
Everlast電源が性能と品質に関するエクストロンの基準を確実に満たすことができるように、PSシリーズACアダプターのすべてのモデルに対して、単なる計算だけではなく、実際に85°Cの環境試験室内で、 これらの電源を負荷状態で2年以上動作させる加速寿命試験を行いました。この厳しい条件の下では、1時間は通常の64時間に相当します。
この実際の加速寿命試験の結果MTBFは28万時間から、モデルによっては100万時間(114年に相当)という驚くべき評価データが得られました。電源の信頼性を向上させるためにこれ程までの取り組みを行っているメーカーは他にないと自負しております。エクストロンのEverlast電源は、過酷な業務用AV環境で、実証済みの、いまだかつてない高信頼性と長寿命で稼動し続けます。


