オックスフォード大学Andrew Wiles棟

オックスフォード大学はエクストロンのXTP、Annotatorおよびストリーミング製品で効果的なAVプレゼン��ションを実現

英語圏の最古の大学であり、現存する大学の中で世界で2番目に古い英国オックスフォード大学は名高い歴史を持っています。数学を含む分野で教育と研究に定評があります。今日までで最大の開発プロジェクトの一環として、大学は数学研究所の新たな本拠となる総床面積2万平方メートルのAndrew Wiles棟を建設しました。プロジェクトの主な目的は数学科の学部と学生を1箇所の施設に集めることにでした。精巧なペンローズタイル張りの正面玄関や、アトリウムにある独自なグラフと関数の解を表した表面プロットを基にデザインされた2つのライトウエルカバーなどの建築デザインに数学的要素が反映されています。数学研究所での教育と学習体験を向上させるために、大学は多彩な機能を備えたAVプレゼンテーションシステムを、3つの講義室と20人~60人収容のセミナールームそして多数のミーティングルームに導入することを希望しました。

強力なAV機能により、今まで想像すらしなかったことが可能になりました。

オックスフォード大学IT責任者Waldemar Schlackow博士

大学は、Andrew Wiles棟の複数のマルチメディア講義室の間で高解像度ビデオプレゼンテーションを共有し、1室に収容しきれない参加者に対応できることを希望しました。離れた場所にいる参加者がネットワーク経由でリアルタイムにプレゼンテーションを視聴できるようにするために、AVストリーミング機能も重要です。さらに、3つの講義室のAVシステムは、演台や担当技術者の部屋を含む複数の場所から制御できなければなりませんでした。セミナールームのAVシステムには、持ち込みAV機器と常設ソース間の柔軟なスイッチング機能および分かりやすいシステム制御機能が備わっていなければなりませんでした。システムインテグレーターのGV Multi-mediaは、エクストロンのXTP Systems®、ストリーミングメディアエンコーダー、Annotator、デジタルオーディオシグナルプロセッサー、パワーアンプ、TouchLink®ベースのコントロールシステムを使用して、これらの重要な機能を提供するAVシステムを構築しました。

XTP Systems、Annotator、SME 100ストリーミングメディアエンコーダーを組み合わせて効果的プレゼンテーションを実現

3か所の講義室は、XTP Systemsを使用した柔軟性の高いAV ルーティングおよび分配機能を備えており、聴衆を収容しきれない場合はコンテンツを他の講義室にリアルタイムでストリーミング伝送することが可能です。通常プレゼンターは書画カメラ、個人のラップトップ、ビデオカメラおよび常設のLinux®またはWindows®ベースのPCをソースとして使用します。3か所の講義室のビデオフィードはいずれもソースとして使用可能で、コンテンツはプロジェクターを使用して表示されます。それぞれの講義室専用のXTP Systemは、担当技術員の部屋の XTP CrossPoint® 1600 モジュール式16入力16出力マトリックススイッチャーと講義室内の多数のXTPトランスミッターやレシーバーで構成されます。それぞれのXTPトランスミッターやレシーバーは、XTPマトリックススイッチャーと1本のツイストペアケーブルで接続され、高解像度ビデオ、オーディオを伝送、設置を簡素化しています。また、マトリックススイッチャーはコントロールシステムからのRS-232信号を同じツイストペアケーブルでレシーバーに伝送して、ディスプレイを制御することが可能です。

GV Multi-mediaは、室内のカメラからのコンポジット信号を変換するとともにゲストのノートPCからのビデオ信号を最適化しマトリックススイッチャーにルーティングするために、 DVS 304 DVI DSC 301 HD を選定しました。講義室には Annotator が備えられており、プレゼンターはXTP CrossPoint 1600からの任意の入力ソースにアノテーションを行うことが可能です。. プレゼンターは、Annotatorと接続されたタッチディスプレイを使用してAVプレゼンテーションに注釈を追加することができます。多数のオンスクリーンアノテーションツールが利用可能、アイデアを説明したり、詳細の要点を視覚的に強調したりすることが容易に可能です。また、プレゼンターはアノテーションをメインディスプレイに表示する前にプレビューすることも可能です。

大規模と中規模の講義室には SME 100 HDストリーミングメディアエンコーダーを使用したAVストリーミングシステムが備えられています。このシステムにより、講義室で行われているAVプレゼンテーションをネットワーク経由で講義室外の学生や教員にもストリーミング伝送することが可能です。また、どちらの部屋にもシームレススイッチング機能を搭載した DVS 605 Aスケーラーが備えられ、2系統のAVソースを組み合わせてピクチャーインピクチャーレイアウトで表示可能です。「パワフルなAV機能により、今まで想像すらしなかったことが可能になりました」とオックスフォード大学IT責任者Waldemar Schlackow博士は述べています。「その結果、これらの堅牢なシステムは主要なイベントで引っ張りだこで、使用頻度が高くなっています」。

小規模セミナールームにはIN1606を使用、AV信号の柔軟な管理が可能

GV Multi-mediaは、小規模セミナールームのビデオ信号管理のために IN1606 スケーラー内蔵プレゼンテーションスイッチャーを選定しました。IN1606はLinuxまたはWindowsが動作する2台のPC、書画カメラおよびゲストのノートPCを含む、ローカルソースの高速で確実なスイッチングを可能にします。また、入力信号をプロジェクターに最適な解像度にスケーリングします。大規模セミナールームでは   DXP HDMIシリーズ 8入力4出力マトリックススイッチャーを使用して、ビデオスイッチングおよび2台のプロジェクターへの分配を行います。さらに、講師は周辺機器をどちらのPCにも使用することが可能です。GV Multi-media は、複数のUSB周辺機器と複数のホスト機器間でスイッチングが可能な SW USBシリーズ スイッチャーにキーボードとマウスを接続しました。

高性能オーディオシステム

講義室およびセミナールームのオーディオシステムは、ボイスとプログラムオーディオに対応します。 GV Multi-mediaは入出力信号管理およびルーティング機能拡張のために、オーディオ拡張ポートで相互に連結された2台の DMP 128 Cデジタルシグナルオーディオプロセッサーをそれぞれの講義室に設置しました。2台のDMP 128 Cは、マイクおよびプログラムオーディオ信号の処理、オートミキシング、ルーティング、ルームチューニングおよびAEC (アコースティックエコーキャンセラー)等の様々な重要なオーディオ機能を提供します。2台のオーディオプロセッサーを連結することにより、一方のAECチャンネル8系統ともう一方の8系統を利用可能、部屋にある12系統のマイク/ライン入力12系統に対応可能です。

また、講義室にはHAE 100が備えられ、XTPマトリックススイッチャーからのHDMIオーディオをAV ストリーミングシステムおよび拡声システムに容易に統合することが可能です。さらに、インテグレーターはHAE 100およびDMP 128 Cからのオーディオをデコードして5.1サラウンドサウンドシステム用Dolby® Pro Logicフォーマットに変換するために、 SSP 7.1 サラウンドサウンドプロセッサーを選びました。

大規模なセミナールームには、プログラムオーデイオソース信号を管理するために、DXP 84 HDMIとともに   MPS 112 メディアプレゼンテーションスイッチャーをインテグレーターが設置しました。スイッチャーからのオーディオ出力はオーディオシステムのDMP 64デジタルオーディオシグナルプロセッサーに伝送されます。大規模なセミナールームのDMP 64と小規模なセミナールームの DMP 44 デジタルオーディオシグナルプロセッサーは、基本的なオーディオミキシングとプロセッシング機能を提供します。プロセッシングを行ったオーディオコンテンツを増幅して出力するために、GV Multi-mediaは、部屋の前方に設置した2台のスピーカー用にチャンネルあたり出力100  Wの  XPA 1002 2チャンネルパワーアンプを選択しました。大規模セミナールームでは、追加の2台のオーバーヘッドスピーカーに、出力200 Wの  XPA 2001-100V モノラル100  Vパワーアンプも使用しています。これらのパワーアンプはENERGY STAR®認証取得済みで、コンパクトな筐体はラックスペースを節約します。

TouchLinkによる容易なシステム制御

TouchLinkコントロールシステムにより、講師や担当技術員は直観的操作が可能なGUIをとおして、容易にAVシステムを制御することが可能です。それぞれの講義室の教卓には   TLP 1000MV TouchLink 10インチタッチパネルが設置されており、また   IPCP 505 IP Link®コントロールプロセッサーが担当技術員の部屋にラックマウントされています。制御インターフェイスのミラーが、隣接する担当技術員の部屋にある3台の TLP 1000TV TouchLink卓上型10インチタッチパネルにアップロードされています。このコントロールシステムにより、講師は手元で講義室内の制御が可能です。また担当技術員は必要に応じて離れた場所から機器を操作してプレゼンテーション中に講師を支援することが可能です。担当技術員の部屋には、室内のAV機器操作用に   TLP 700TV TouchLink卓上型7インチタッチパネルも設置されています。

TouchLinkタッチパネルは、ソース選択、アノテーション、ディスプレイ選択、ボリューム調整および照明制御プリセットの選択等、様々な機能の直観的な制御が可能です。 セミナールームのAVシステム操作を簡素化するために、GV Multi-mediaは Extron TLP 710MV TouchLink 7インチタッチパネルを選択し、IPCP 505コントロールプロセッサーとともに演台に設置しました。

システム導入の成果

オックスフォード大学では、エクストロンのAV機器をAndrew Wiles棟の隅々で使用して、必要としていたハイクオリティーなプレゼンテーション、高い性能および費用対効果を実現しました。これらのシステムの提供する柔軟性と広範なAV機能により、プレゼンターは容易に、価値の高い教育と効果的なAVプレゼンテーションをより多くの聴衆に提供することが可能です。「全般的にエクストロンのAVシステムには満足しています」とオックスフォード大学IT責任者Waldemar Schlackow博士は述べています。「機能およびプレゼンターにとっての使いやすさの面でも間違いなく正しい選択でした」。

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