獣医学および動物学センター - VHC

SLUはXTPとDTPシステムをTouchLinkコントロールシステムとともに使用して獣医学教育を充実

スウェーデン農業科学大���(Swedish University of Agricultural Sciences - SLU)は農業関連科目の教育プログラムを提供しており、そのうちの1つが獣医学です。2014年に大学は、獣医学および動物学センター - VHCを開設しました。センターは一般的な獣医学と動物看護学プログラムを専門としています。VHCは総面積54,000平方メートルの施設で、南側の棟には大学付属動物病院があります。大学はVHC内の各部屋にそれぞれの様々な用途に対応した、柔軟で多機能なAVシステムを設置することを希望しました。

エクストロンを選んだ理由は、迅速で親切な技術サポートと、以前のプロジェクトでエクストロン製品に全般的に満足していたからです。

ATEA社 バーティカルビジネスディベロップメント Mats Olsson

必要とされたAV機能には、様々なソースへの対応、複数の部屋へのAV信号のルーティングと分配、オーディオDSP処理と拡声、直観的なシステム操作が含まれています。大学はAVインテグレーターのATEA社と協力して、XTP  Systems®、DTP®ツイストペアエクステンダー、FOX光ファイバー分配器/エクステンダー、オーディオDSP、パワーアンプ、TouchLink®コントロールシステム、GlobalViewer® Enterprise AVリソース管理プログラムなどのパワフルなエクストロン製品を含んだシステムを設置しました。「エクストロンを選んだ理由は、迅速で親切な技術サポートと、以前のプロジェクトで全般的にエクストロン製品に満足していたからです」とATEA社バーティカルビジネスディベロップメントMats Olsson氏は述べています。

AVの要件と課題

大学はVHCの100近い部屋にAV機器を設置することを希望しました。これらの部屋には、コンピューターラボ、画像診断手術室、講堂、会議室、学生に様々な手術の手順を指導する円形教室および解剖室が含まれます。主要な要件の1つは、円形教室の講師がリアルタイムで指導する演習を解剖室の学生が実施できるように、円形教室と8つの解剖室の間でAV信号を共有することでした。また、AVシステムは、複数種類のソースとビデオ会議機器を統合しなければなりませんでした。さらに、大学は各部屋のオーディオシステムでハイクオリティーなオーディオを再生することを希望しました。

円形教室の近くの機器室には、円形教室および解剖室用のAV機器を収容するための専用スペースが用意されています。また、円形教室内のソース機器およびディスプレイと解剖室内のディスプレイとの接続に長いケーブル配線が必要となります。

XTPおよびDTPツイストペアAV伝送システムのシームレスな統合

ATEAは会議室、講堂、円形教室および解剖室への信号分配のために、エクストロンのXTPおよびDTP製品を選定しました。AVソースには多くの場合、書画カメラ、ノートPC、常設PCおよびPTZカメラが含まれます。会議室では、 DTP T USW 233 3入力スイッチャー搭載DTPトランスミッターと DTP HDMI 4K 230 Rx レシーバーを使用してAV信号を切り替え、室内のフラットパネルディスプレイに伝送します。DTP T USW 233はデジタルおよびアナログソースに対応、DTPレシーバーと使用してAVおよび制御信号を1本のCATxケーブルで最長70 m伝送可能です。「オートスイッチング機能を備えたDTP T USW 233は、3系統の入力に対応するための理想的な製品です」とMats Olsson氏は述べています。「小規模な部屋にはうってつけです」。

VHCの講堂ではDTP HDMIトランスミッターとDVIトランスミッター/レシーバーを使用して、AVシステム内の信号の伝送距離延長と変換を容易に行っています。これらの部屋では、講師のテーブルでDTP T USW 233がサブスイッチャーとして使用されています。DTPレシーバーからの信号が機器クローゼット内のDXP HDMIシリーズ8入力8出力または8入力4出力マトリックススイッチャーに入力され、ビデオ会議システムを備えた講堂ではビデオ会議システムと統合されています。

講師は円形教室を使用して、室内の学生と各解剖室で同じ演習に参加している学生に医療処置の指導を行います。指導を容易にするためにXTP  Systemsを使用してオーディオとビデオを円形教室内に分配しています。XTP Systemsには、メイン機器室に設置されたXTP CrossPoint 1600モジュール式16入力16出力マトリックススイッチャーと円形教室内の数台のXTPトランスミッター/レシーバーが含まれています。XTPトランスミッター/レシーバーはいずれも、XTPマトリックススイッチャーと1本のツイストペアケーブルで接続されており、オーディオと高解像度ビデオを伝送します。さらに、XTP CrossPoint 1600を使用して、同じツイストペアケーブルによりディスプレイ制御用のRS-232信号をコントロールシステムからレシーバーに伝送しています。複数の信号をまとめて1本のケーブルで伝送する機能により、設置が大幅に簡素化されました。

メイン機器室のXTPマトリックススイッチャーと解剖室の間の長距離伝送および分配に対応すると同時に信号品位を維持するために、ATEAはエクストロンの光ファイバー製品を設置しました。機器室にそれぞれ1台ずつ設置したFOXBOX Tx HDMI 光ファイバートランスミッターとFOX DA8 Plus8出力光ファイバー分配器は、AV信号を光ファイバーケーブルで解剖室のFOXBOX Rx HDMI光ファイバーレシーバーに伝送・分配します。円形教室から伝送されるプレゼンテーションの視聴に加え、解剖室のAVシステムは常設のPCまたはノートPCに対応します。ディスプレイへのソース切り替えは、SW4 HDMI 4入力スイッチャーによりローカルで行われます。

メインのAV機器室にはXTP CrossPointマトリックススイッチャーに加えて、技術担当者が円形教室のAVシステムを監視して必要に応じて講師を支援できるようにするための追加AV機器が収容されています。エクストロンのMGP 464 DIマルチウィンドウプロセッサーにより最大4つのウィンドウで円形教室からのAVコンテンツやノートPCまたはPCの画面を表示可能です。

エクストロンのオーディオDSPを使用した高性能オーディオシステム

オーディオシステムは、プログラムオーディオに加えて、講堂と円形教室の天井マイクやワイヤレスマイクで入力されたスピーチに対応しています。ATEAはオーディオソースに対応するために、エクストロンの4入力4出力、6入力4出力および12入力8出力オーディオデジタルシグナルプロセッサーを選択しました。これらには、会議室用のDMP 64、円形教室用および講堂用のDMP 128ならびに解剖室用のDMP 44 LCが含まれています。円形教室のDMP 128から、オーディオ信号がメイン機器室のXTPマトリックススイッチャーにルーティングされ、機器室でのモニターと解剖室への分配が可能です。「エクストロンのデジタルオーディオシグナルプロセッサーは設定や調整が容易で、それぞれのオーディオシステムの性能を最大限に発揮させることが可能です」とMats Olssonは述べています。DMPオーディオデジタルシグナルプロセッサーは、ミキシングやルーティング、オートミキシング、ダイナミクス、EQなどの主要なオーディオプロセッシング機能を提供します。さらに、ATEAはHAE 100 HDMI オーディオディエンベッダーを使用して、スイッチャーとマトリックススイッチャーからのHDMIオーディオをローカルオーディオシステムと統合しました。

ATEAはオーディオコンテンツを拡声するために、エクストロンのENERGY STAR®認定XPA 1002と「XPA 2004パワーアンプを選択しました。XPA 1002 - 2チャンネルパワーアンプは、100 Wx2 (4 Ω時)、XPA 2004 - 4チャンネルパワーアンプは200 Wx4 (4 Ω)を出力します。エネルギー効率に優れたこれらのパワーアンプは、各部屋のスピーカーゾーンに十分な出力を提供します。また、1Uサイズのコンパクトな筐体により、貴重なラックスペースの節約が可能です。

TouchLinkコントロールシステムと効果的なAVリソース管理

エクストロンのTouchLinkコントロールシステムとMediaLink®コントローラーは、VHC全体にわたるAVシステム制御を簡素化します。会議室システムの操作は、エクストロンのTLP 350CV TouchLinkケーブル収納ボックス型3.5インチタッチパネルを使用して行います。タッチパネルはエクストロンのIPL T SFI244コントロールプロセッサーと使用されています。講堂ではTLP 710CV TouchLinkケーブル収納ボックス型7インチタッチパネルをIPL 250IPCP 505コントロールプロセッサーとともに使用しています。これらのタッチパネルを使用して、ソース選択、ビデオ会議機能の選択、ディスプレイやプロジェクターの選択、室内照明調整、オーディオレベル調整、ディスプレイの電源オン/オフ等の操作を直観的に行うことが可能です。

「教室のAVシステムを使用した講師は、TouchLinkタッチパネルを内蔵したケーブル収納ボックスの便利さを高く評価しています」とMats Olssonは述べています。「これらのおかげで、講師用テーブルからAVシステムを操作しながら、AVコネクターやノートPCの電源を簡単に利用することができます」。AV機器室の技術担当者は、TLP 1000TV TouchLink卓上型10インチタッチパネルからシステムの制御を行うことができます。また解剖室はMLC 104 IP Plus MediaLinkコントローラーを装備、AVシステム用の使いやすいボタンコントロールインターフェイスを提供します。

GlobalViewer EnterpriseサーバーベースAVリソース管理アプリケーションにより、管理者が離れた場所からVHCにヘルプデスクサポートを提供することが可能です。このアプリケーションを使用して、離れた場所からネットワーク経由でAV機器の制御、管理、監視が可能です。その一例が、このアプリケーションの機能を使用した、施設にあるプロジェクターのランプの寿命監視です。

成果

スウェーデン農業科学大学が設置したエクストロンのXTP、DTP、光ファイバー、制御およびオーディオ製品を核としたシステムは、VHCが求める幅広いAV機能、柔軟性、信頼性を実現しました。それぞれの講堂と会議室ではエクストロンの機器がほぼ同じ方法で使用されています。部屋が変わっても、ユーザーは共通のAVシステムの構成とコントロールインターフェイスを使用することができます。そのおかげで、ユーザーは講義やミーティングを短時間で容易に開始することが可能です。総じてエクストロンのAVシステムは、効果的に大学の獣医学教育の目的を促進しています。

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