南洋理工大学

南洋理工大学(シンガポール)はXTP SystemsとTouchLink Proコントロールシステムで画期的な学習システムを構築

南洋理工大学 – NTUはシンガポールキャンパスのHiveラーニングハブの完成により、共同学習のリーダーになりました。キャンパスの新しい8階建てビルの南側に設けられ、反転授業のための柔軟な講義施設と教室を備えています。この学習法の前提は学生が事前にレッスン内容を学習し、講義の時間を小グループ内または講師と学生の間の対話型学習にあてるというものです。この最新の教育方法を実現するためには革新的技術が不可欠です。業界の先端を行くメーカーの様々なソリューションを検討した結果、インテグレーターの01 Computer of SingaporeはエクストロンのXTP Systems®とProシリーズコントロール製品を選定しました。

NTUは90年代前半からエクストロンのAV機器をキャンパスで使用しており、新しいHiveラーニングハブにも同様の高い性能と信頼性を求めました。

01 Computer of Singapore AVソリューションシニアマネージャーLoh Beng Choon

XTP Systemにより反転授業モデルを実現

Hive内の56の教室のデザインは基本的には同一です。部屋は大きさにより、5台、6台または10台のテーブルに学生が6人ずつ着座するようにレイアウトされており、それぞれのテーブルのそばにフラットパネルディスプレイ1台が設置されています。部屋のメインディスプレイはプロジェクションシステムです。教卓は、教師用コンソールと呼ばれ、ローカルソース出力、ポータブル機器用AV入力およびシステム制御機能を提供します。各教室ではXTP SystemがAV信号のルーティングに使用されています。大学は数多くの理由からXTP Systemを選定しました。XTP CrossPoint®マトリックススイッチャーは、そのモジュール式デザインおよび性能により、デジタルおよびアナログソースに対応し、どんなタイプの持ち込み機器が使用されても高画質な信号の分配が可能です。また、EDIDおよびHDCPの総合的な運用によりHiveで使用される様々な機器の管理を可能にする、XTP CrossPointマトリックススイッチャーに搭載されたデジタル技術にも精通していました。さらに、AVおよび制御信号を伝送するのと同じCATxケーブルを使用して離れた場所のトランスミッターやレシーバーに電源を供給する機能により、別途電源の用意が不要となり、部屋ごとの設置時間が削減されるため、効率的なシステム構築を行うことが可能でした。これらの機能から、NTUはXTP  Systemを、反転授業の教育モデルに最適なソリューションとして選定しました。

各教室の教師用コンソールにはXTP CrossPoint 1600がラックマウントされ、教室の規模に応じた様々な入出力ボードが搭載されました。例えば、5つのテーブルを備えた教室で使用されるXTP  CrossPointマトリックススイッチャーは、12入力8出力構成です。。コンソールから制御される教室の常設機器および学生のテーブルとの間の信号伝送に対応します。システム内の入力はすべてXTP CP 4iツイストペアボードで受信します。この構成によりデザインを最適化し、様々なタイプの信号に対応するとともに、場所ごとに台数が異なるソース機器に対応する各種のトランスミッターを柔軟にシステムに組み込むことが可能になりました。

チームはシステムのセットアップとインストールのためにXTP System Configuration Softwareをダウンロードしました。システム全体を1つのウィンドウから確認可能で、各種設定項目はタブで分けられているため、トランスミッターやレシーバーの設定、EDIDの設定、CATxケーブルによる電源供給と入出力選択が容易に可能です。設定バックアップ機能は、大学全体で規模が同じ部屋ごとにシステム設定をコピーして使用することを可能なため、大変役立ちました。システム設定後XTP System Configurator Softwareは、システムのリアルタイム監視および教室の遠隔支援のために、ITのコンピューターにインストールされました。

教師用コンソールからのTouchLinkによる制御

教師用コンソールには、HDMI出力を装備したノートPC、VGAおよびオーディオ出力を装備したPC、VGA出力を装備した書画カメラ、持ち込み機器対応のためのAV入力およびAV機器制御用のタッチパネルが設置されています。XTP T VGAにより、デスクトップPCからのVGA信号とオーディオ信号をXTP®信号に変換してマトリックススイッチャーに伝送します。XTP T USW 103 3入力トランスミッターを使用して、ビジュアライザーおよび補助入力からの信号のスイッチングおよび伝送を行います。操作を簡素化するために、オートスイッチングを行うように設定されています。操作を簡素化するために、オートスイッチングを行うように設定されています。

また、教師用コンソールのラックにはIN1508プレゼンテーションスイッチャーと録画システムが設置されています。N1508 8入力スイッチャーは、共有されるプレゼンテーションのイメージを1920x1200解像度にスケーリングして録画システムに伝送します。   シームレススイッチング機能により、プレゼンテーションや録画のクオリティオーに影響を与える、映像の中断等の問題を防ぎます。現在のところ、録画は記録用途のためだけに行われています。

参加とコラボレーションを促進するために、学生には講師だけでなく他のエリアの学生からの質問や情報も聞き取れるようにしなければなりませんでした。またラックにはMVC 121 Plus DSPプロセッサー搭載3入力ステレオミキサーを含むサウンドシステムが設置されています。録画システムに対応するほか、ミキサーはオーディオ信号をMPA 401パワーアンプに伝送し、部屋の広さに応じて設置された複数のスピーカーに分配します。「これまでの経験から、MPA 401は信頼性が高く、過度の発熱を伴わずに長時間電源をオンにしておけることが分かっていました」とLoh Beng Choonは述べています。

SI 3CT LPフルレンジシーリングスピーカーにより、それぞれの部屋で高音質なオーディオを提供しています。AVシステム設計チームは様々な理由からこの製品を選択しました。円錐形のバッフルによる170度の広いカバーエリアにより、スピーカー直下の音圧を分散して、リスニングエリア全体で均一な音圧を実現します。奥行102  mmのエンクロージャーを装備した防炎タイプのスピーカーで、特別なエンクロージャーを使用せずに空調スペースに設置可能なため、プロジェクト費用を低減することができました。SI 3CT LPにより教室当たりに必要なスピーカーの数を減らすことができました。

当初の設計ではTLP  710 TouchLink®タッチパネルが選定され、コンソールに設置されることになっていましたが、予想される大学の将来のニーズに基づき、チームは最新のTouchLink Proモデルを設置しました。TLP Pro 720Mは当初予定されていたモデルに比べ、処理速度とメモリ容量が向上しています。スクリーンの明るさを自動調整する機能は、部屋の照明を落とす際に講師に重宝されています。反転授業用にカスタマイズされた7インチタッチパネル上のGUIとTLP  Pro 720Mのモダンなデザインは、Hiveの洗練されたスタイルにマッチしています。

エクストロンのECP認定資格を取得しているインテグレーションチームのメンバーは、 Global Configurator™ Professionalソフトウェアを使用して、タッチパネルとラックに設置されたIPCP Pro 550コントロールプロセッサーの設定を行いました。GC  Proの高度で強力な機能とIPCP Proコントロールプロセッサーの高い処理能力と柔軟性により、迅速な試験とボタンアクションの割り当てが可能だったとチームのメンバーが述べています。これにより56の教室においてさらに効率的なシステム構築が可能になりました。

XTP T USW 103スイッチャーを学生のテーブルに設置

それぞれのテーブルにはポータブル機器接続用のAV入力が装備されています。コンテンツをシェアするために、Samsung® DB40D 40インチディスプレイがテーブルの近くの壁面にマウントされています。XTP  T USW 103スイッチャー1台がそれぞれのテーブルの下に設置されており、学生のHDMIおよびVGA出力を装備した機器に対応します。エクストロンの2ボタンコントローラーがXTP  T USWスイッチャーに接続されており、学生は必要に応じてHDMIとVGA入力の切り替えが容易に可能です。

補足指導や個別のテーブルから教室全体へのコンテンツの効率的なシェアを行うために、教室には天井取り付け型のSony® VPL SW630超短投プロジェクターを使用したプロジェクションシステムが設置されています。

教室での表示に対応するために XTP R HDMIレシーバーが各フラットパネルディスプレイの背面に設置されており、またスケーラー内蔵XTPレシーバーがプロジェクターマウントに設置されています。ディスプレイは1920x1080の入力解像度に対応、またXTP SR HDMIは画像をプロジェクターの自然解像度であるWXGA (1280x800)にスケーリングしますそれぞれの製品は、教室内でのマトリックススイッチャーからのAVおよび制御信号の伝送に使用されます。「薄型のXTPレシーバーは、フラットパネルの背面に見えないように設置することが可能です。システムの美観を保ち、いたずらの防止にも役立ちます」とLoh  Beng Choonは述べています。

XTP  CrossPointマトリックススイッチャーから最も遠い信号伝送先は40 m離れていますが、十分にXTPトランスミッター/レシーバーの最大信号伝送距離である100 mの範囲内に収まっています。トランスミッター、レシーバーおよび入出力ボードに装備されている双方向RS-232制御ポートにより、教室内の機器の監視と操作のための制御信号のインサーションが容易に可能です。これにより、各教室内で必要な配線を削減し、効率的な設計と設置を可能にしました。

刺激的なイノベーション

NTUはこのハイテクビルを建設する際、費用に糸目をつけませんでした。Hiveは、学生や教職員から一様に高く評価されています。教室のレイアウトとAVシステムの設計を統一することにより、高い安心感が得られると同時に習熟も容易になります。また、ITスタッフは迅速にシステムのトラブルシューティングを行うとともに、施設に不慣れな学生にサポートを提供することが可能です。56の教室は常時使用されています。XTP Systemとプロレベルのコントロール製品の採用は、NTUでの反転授業モデルの成功とHiveラーニングハブにおける教育環境の充実を実現しました。

「エクストロンは常に最適な製品をラインアップしており、機器設定であれ単なる質問への回答であれ、素晴らしいサポートを提供してくれます。」と01  ComputerのLoh Beng Choonは述べています。「初期の段階からシステムの立ち上げまで、エクストロンは常にそばにいてくれました。」 「初期の段階からシステムの立ち上げまで、エクストロンは常にそばにいてくれました。」