MGP 641
4系統の4K/60ビデオソースに対応
ディスプレイ1台にマルチウィンドウ表示
MGP 641は1台のスクリーンに4系統の4K/60 4:4:4ソース信号をスケーリングして表示することが可能なマルチウィンドウプロセッサーです。比類ない高画質を実現するエクストロン独自のVector™ 4Kスケーリングテクノロジーを搭載しています。HDCP 2.3に準拠したプロセッサーは、HDMI 2.0入力4系統に加えてHDMIバックグラウンド入力1系統を装備、スケーリングせずにソースウィンドウの背景として表示可能です。HDMI 2.0とDTP2 4K/60出力によりローカルディスプレイとリモートディスプレイに同時出力が可能です。カスタマイズ可能なウィンドウレイアウト、ロゴ挿入、ウィンドウトランジション効果、により出力キャンバス上のソースコンテンツのプレゼンテーション効果を向上します。ソースおよび出力回転機能によりポートレート(縦置き)のスクリーン設置方法に対応、またオーディオディエンベッド機能によりシステム構築が容易です。これらの機能によりMGP 641プロセッサーはプロレベルのプレゼンテーションを実現、ハイエンド環境やライブイベントに最適です。
ウィンドウレイアウト
MGP 641はさまざまなウィンドウ構成とマルチビューアー機能に対応、それぞれのソースを個別のウィンドウに表示可能です。ライブまたは静止画像を背景にして最大4ソースウィンドウを表示することができます。サイドバイサイド、オーバーラップ、ピクチャーインピクチャー等、ウィンドウは自由に配置可能です。

比類のないスケーリング画質
MGP 641はVector 4Kスケーリングエンジンを採用、コンテンツのダウンおよびアップスケールの際にピクセル単位のディテールを保ち、鮮明で正確な出力が可能です。元の解像度の数分の1の解像度でソースを出力する場合も、重要なディテールを保ちます。

カスタム出力解像度
MGP 641はカスタム出力解像度に対応、将来のディスプレイ技術、カスタムディスプレイ、LEDシステムに対応可能です。ディスプレイ内部でのスケーリングを不要にし、表示コンテンツの画質を向上します。

ソースおよび出力回転機能
入力2と4に入力したコンテンツを90度回転可能です。これにより、ライブコンテンツを使用した柔軟でクリエイティブなプレゼンテーションが可能になります。出力回転機能 — HDMIとDTP2出力からの同時出力を時計回りまたは反時計回りに90度回転可能、縦置き(ポートレイト)と横置き(ランドスケープ)のどちらのスクリーン設置方向にも対応することが可能です。


バックグラウンド入力
HDMIソースからのライブフルモーションコンテンツをスケーリングせずに、任意のプレゼンテーションのバックグラウンドとして使用することができます。この独自のバックグラウンド入力は、バックグラウンド、ティッカーなどのコンテンツのための追加の入力を提供します。また、複数台のMGP 641プロセッサーの出力をカスケード接続して、最大16ウィンドウで構成される大規模なデジタルキャンバスを1台のディスプレイに表示可能です。


複数のウィンドウトランジション効果
前段の機器から新たな入力信号が検出された場合、対応するウィンドウは瞬間的にフリーズして新たなソースに切り替わります。ユーザーは画像の切り替え時にさまざまなトランジション効果を選択可能です。トランジション効果は、カットスルーブラック、フェードスルーブラックまたはシームレスカット、シームレスフェードから選択可能です。
ロゴ挿入、ビデオキーイング
BMP、JPG、PNG、TIFFイメージファイルをロゴ等の補助コンテンツとしてアップロードして、DTP出力から表示可能です。スクリーン上のロゴの表示位置を自由に設定可能です。レベルおよびカラーキーイングを含む画像の透明化に対応しています。最大4096 x 2160解像度のフルスクリーンイメージを表示して、プレゼンテーション会場で聴衆への案内等に使用することが可能です。MGP 641はビデオキーイングにも対応しています。キーコントロールを行い、入力ソースからのタイトル情報等のコンテンツをプログラムイメージ上に表示可能です。プログラム出力への合成は、フリーズ/フェードまたはフリーズ/カットトランジション効果に加え、ビデオキーを使用して行うことが可能です。

ウィンドウプリセット効果
出力伝送距離延長
MGP 641はDTP2入出力を装備、DTP2トランスミッターやレシーバーとの間で、4K/60 4:4:4信号を1本のシールド付きCATxケーブルで最長100 mまで伝送可能です。さらに、設定によりエクストロンのXTP CrossPointモジュール式マトリックススイッチャーおよびHDBaseT対応ディスプレイと使用可能です。

オーディオディエンベッド機能
多くの業務用AVシステムでは、音質はビデオ性能と同様に重要です。MGP 641は、オーディオ信号を簡単に利用して柔軟なプロセッシングが行えるように設計されています。ビデオ出力にエンベッドされているオーディオは、DTP2出力から長距離伝送、またはバランスまたはアンバランスステレオオーディオとしてディエンベッドして追加のプロセッシングや増幅を行うことが可能です。

設定および制御
MGP 641の柔軟な設定と制御が可能な、使いやすいソフトウェアをご用意しています。VCS (VCSビデオウォール設定用ソフトウェア)は短時間で容易にシステムのセットアップと操作を可能にします。内蔵Webページにより、一般的なWebブラウザーを使用して、分かりやすいWebインターフェイスから機器の監視およびトラブルシューティングが可能です。
MGP 641 Features

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4系統のビデオソースをディスプレイ1台にマルチウインドウ表示
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画像フリーズとウィンドウミュート制御機能
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複数ウィンドウ設定用の128種類のプリセット
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フルカスタマイズ可能なウィンドウレイアウト
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使いやすいユーザーインターフェイス
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前段の機器からのソース信号をシームレスに表示
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ロゴイメージの挿入および表示
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ステレオオーディオディエンベッド機能
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イーサネットによる監視・制御
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HDMI 2.0およびDTP2出力
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カスタム出力解像度
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HDMI 2.0バックグラウンド入力
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自動入力検知
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HDMI 2.0入力
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エクストロンの Everlast™内蔵型電源