米国環境保護庁地方支部局はエクストロンのXTP Systemsを使用

米国環境保護庁第7地区地方支部局は、アイオワ、カンザス、ミズーリ、ネブラスカおよび9つの部族国家(Tribal Nations)を管轄しています。環境保護庁は、カンザスシティーにあった支部局庁舎のリース契約満了を機に、カンザス州レネクサにある、エネルギー効率が優れている建物に移転しました。その際、施設における従来のAVシステム技術の全面的な見直しが必要になりました。入居開始の約60日前にMission Electronics (MEI)にインテグレーション契約を発注しました。MEIは、AV信号のスイッチングおよび分配のためにXTP Systems®を設置しました。

「MEIは、第7地区地方支部局の旧施設等での長年のサポートにより、環境保護庁とは緊密な関係を有しており、客先のニーズや新しいAVシステムの使用方法をよく理解しています」とMEIの連邦チャンネルマネージャーAaron Alt氏は述べています。「エクストロンのXTPは新しい庁舎のそれぞれの部屋で、要求を満たすかまたはそれを上回りました」

エクストロンのXTPは新しい庁舎のそれぞれの部屋で、要求を満たすかまたはそれを上回りました。

Mission Electronics社連邦チャンネルマネージャーAaron Alt氏

スペースとテクノロジーの効率的な利用

環境保護庁第7地区地方支部局は、約13万平方メートルの敷地に建つ、LEED Platinum認証を受けたばかりの2階建ての建物にあります。建物は4棟から成り、延べ床面積1万5千平方メートルの事務室と会議室を約600人の職員で使用します。会議センター、地域防災センター、Market Place会議および食事エリア、ならびに様々な規模の31の会議室が収容されています。会議センター、地域防災センター、役員会議室および大会議室のうち8部屋には、室内でのプレゼンテーションのためにエクストロンのXTP Systemsが使用されています。

新しいAVシステムのために行われた施設の改修は、導管および新しいケーブル配線の敷設ならびに業界標準の二重床用フロアボックスの採用です。施設は建設の最中でしたが、MEIは必要に応じてそれぞれの部屋での作業が可能でした。MEIのチームは、施設内で建築チームの後を追いながら、部屋が利用可能になると直ちにAV機器を設置しました。

XTP Systemsは柔軟性を提供

それぞれのAVシステムには、デジタルおよびアナログAVソースとPanasonic® PT-EW630Uプロジェクターが含まれ、さらに部屋の広さにより追加の1、2台のプロジェクターまたはシャープのフラットパネルディスプレイが含まれています。ソースには、コンピューター、OPPO® BDP-93ブルーレイディスクプレーヤー、ケーブルテレビチューナーおよビデオ会議システムからのAV信号が含まれています。一部の部屋に設置されたエクストロンのCable Cubby® 600ケーブル収納ボックスは、ノートPC等のポータブル機器のAV信号接続のために使用します。部屋の規模は様々で、それぞれのXTP CrossPoint®マトリックススイッチャーは、その部屋に適した入出力ボードの組み合わせで構成されています。エクストロンのツイストペアエクステンダーにより、信号を部屋の中の離れたディスプレイ機器に伝送します。RGBHV入力信号はエクストロンのRGB-HDMI 300 Aスケーラーを使用してHDMIに変換されます。またアナログオーディオ信号をデジタル化してHDMI信号出力にエンベッドすることが可能です。

オーディオシステムは、エクストロンの8入力4出力ステレオオーディオマトリックススイッチャーおよびXTRA®シリーズパワーアンプを含んでおり、またHDMI信号にエンベッドされたオーディオとトランスミッターから送信されたアナログオーディオの再生が可能です。DSPプロセッサーは所定の場所のマイクのミキシングを行います。他のコンテンツをスイッチングする際に、デジタルオーディオをエンベッドしなければならない場合もあります。HAE 100 HDMIオーディオディエンベッダーがそれぞれのAVシステムに組み込まれており、必要に応じてオーディオを独立してルーティングすることが可能です。

会議センター

579平方メートルの会議センターは、2層のアトリウムおよび複数のガラス張りの会議室を備えています。 ガラスの壁は可動式で、特別なイベントや職員総会のために中央のアトリウムを拡張することが可能です。 ブルーレイプレーヤー1台が演台に設置されていますが、他のAV機器は隣接するスペースにラックマウントされています。また、演台にはプレゼンターのポータブル機器を接続可能です。ガラスの壁を取り除いた場合は、シャープPNV601 60インチウルトラスリムLCDパネルを使用した3x3ビデオウォールおよび会議室の壁に設置された2台のプロジェクションシステムの両方または片方に、複数のソースからコンテンツを自由に選択して表示可能です。この棟の他の会議室にも、同型のLCDフラットパネルディスプレイが1台または複数台使用されています。

32入力12出力構成のXTP CrossPoint 3200は、アトリウム内のAV信号のスイッチングおよび分配を行います。分割会議室がアトリウムから分離されている場合は、20入力4出力構成のもう1台のXTP CrossPoint 3200により、会議室内のAV信号のスイッチングに対応します。このマトリックススイッチャーを選定した理由は、XTP Systemsの定評のある信頼性と多彩な機能にあります。現在およびその次の解像度に対応可能な高性能バックプレーンを採用、4Kを含むビデオの信号品位を維持します。DVS 605 Aはシームレススイッチングに対応、またコンテンツをスケーリングして共通の出力解像度で伝送し施設のV-Brick® IPTVシステムに対応します。SpeedSwitch®テクノロジーは比類ないスイッチング速度を実現、会議スペースで求められる要件に対応します。HDCPで暗号化されたコンテンツのスイッチングにも対応しています。さらに、各XTP CrossPointマトリックスフレームのイーサネットポートから、別々のコントロールシステムからの信号を挿入することが可能です。制御信号は、AV信号の伝送に使用するのと同じCATxケーブルで伝送されます。

会議センターでのイベントを他の棟にリアルタイムで伝送するために、AVシステムはマルチモード光ファイバーのバックボーンを備えています。 FOXBOX Tx HDMI MMトランスミッター1台を使用して信号をFOX DA8 Plus光ファイバー分配器に伝送します。光ファイバー信号をさらに3台のFOX DA8 Plusに伝送し、ディスプレイ機器とともに目立たないように設置された複数のFOXBOX SR HDMI MM スケーラー内蔵レシーバーに伝送します。FOXシリーズトランスミッターと分配器は、貴重なラックスペースをごくわずかしか使用しません。このデザインはシンプルかつ効果的なソリューションであることが証明されました。

地域防災センター

第7地区地域防災センターは環境保護庁のコミュニケーションハブで、地域の大規模災害時に救援活動のコーディネーションを行います。会議センターと同様のソース機器が使用されていますが、台数と機能で上回ります。メインディスプレイは60インチLCDパネルを使用した2x2ビデオウォールおよび部屋の両脇に設置された、2台の70インチ高解像度フラットパネルディスプレイです。オペレーションルームとスーパーファンド会議室にもディスプレイが設置されています。1台の32入力16出力XTP CrossPoint 3200により、防災センター内のAV信号のスイッチングおよび分配を行います。

この棟のブリーフィングルーム内と他の打ち合わせスペースへのAV 信号のルーティングのために、1台のSW4 VGA Arsと16台のSW HDMIシリーズスイッチャーが使用されています。これらのスイッチャーは地域防災センターのXTP CrossPointと接続されており、防災センター内の任意のまたはすべてのディスプレイに出力が可能です。

XTP System Configuration Software (設定用ソフトウェア)により、システムインテグレーターによる効率的なセットアップおよび設定が可能、また防災センターのシステムオペレーターによるマトリックススイッチャー全体の監視が可能です。このソフトウェアにより試運転期間が短縮されたとAlt氏は述べています。このアプリケーションは現在システム制御およびリアルタイムシステム監視に使用されています。XTP設定用ソフトウェアとXTPマトリックススイッチャー搭載のテクノロジー、ホットスワップ可能なボードおよびリダンダント電源により、この連続稼働が要求される環境におけるAVシステムの信頼性を実現します。

役員会議室および会議室エリア

多目的ルームには、20入力8出力構成のXTP CrossPoint 3200が設置されており、この分割可能なスペースと隣接するMarket PlaceダイニングエリアへのAV信号のスイッチングおよび分配を行います。この部屋は大規模な部門ミーティングやグループミーティングに頻繁に使用されています。

役員会議室と8つの大会議室には12入力4出力構成のXTP CrossPoint 1600 が備えられています。インテグレーターによれば、この比較的小規模なXTPマトリックススイッチャーがこれらの会議室に適切で、同時に環境保護庁が求める高性能のスイッチングと伝送距離延長にも対応しています。AV機器を備えたその他の部屋では、DXP HDMIシリーズおよびMVX 84 VGA Aツイストペアマトリックススイッチャーが信号のルーティングに使用されます。

実証された性能および信頼性

2012年12月4日の開所式では、環境保護庁長官が施設の新しい会議センターでプレゼンテーションを行いました。AVシステムは完璧に動作しました。

施設の様々なプレゼンテーションシステムは2012年11月から運用を開始しました。施設内でのAV信号の高性能なスイッチングと確実な分配のためのXTP Systemsや他のエクストロン製品を含むシステムの成功に、このプロジェクトに参画したすべての当事者が満足しています、とStrong氏は述べています。

EPA Region 7 headquarters equipment

環境保護庁第7地域地方支部局での設置を行う前に、MEIは社内でAVシステムをラックにマウントしテストを行いました。

環境保護庁 Region 7 headquarters equipment XTP products

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